もにんです。最近エビ水槽で大きな動きがありました。
まずこちらをごらんください。ついに、我が家のエビが抱卵しました。
実はジクラウォーターを購入しまして、ビーシュリンプのためにそれを少量追加しました。その実行2日後、この個体を含めた2匹のミナミヌマエビが抱卵しました。(もう1匹は絶妙にカメラの前に現れないので写真はありません)初めての水槽内抱卵を確認し、私は小躍りして成長記録をとっていたのですが……。
本日の午前中、仕事へ出かける前に水槽をのぞいた時。この写真のエビが、赤みがかっていることを確認しました。
この個体、実はたびたび他のエビにつつかれたりして逃げている様子がありました。もう1匹はうまい具合に隠れて悠々としていたのですが、この子だけはどうにもとろいのか、弱っているのか、うまく逃げきれていない様子でした。この時に、できれば隔離をしてあげれば良かったかもしれません。
仕事から帰ってくると、消灯した水槽の前面で、変わり果てた姿になっていました。
これは回収した姿です。卵をしっかり抱えたまま、事切れていました。目立つ外傷はなく、他のエビはいたって健康。そのため、死因はわからないままです。初の抱卵個体だったのでショックは大きかったのですが、それ以上に、「この子の卵をなんとかしなくては」という気持ちが湧き上がりました。
調べると、ミナミヌマエビの卵は、母エビのヒレによって常に水流を浴び、そうやって成長していくそうです。止水にある卵は腐って死んでしまいます。そのため、
人工孵化に挑戦することを決めました。
そのためには、まずは母エビから卵を引きはがさなければなりません。うちには手術道具のような繊細なものはないので、利用したのは水草用ピンセット、毛抜き、糸切りバサミです。
最初は母エビの尾をピンセットで固定し、ハサミを軽く開いて毛抜きで卵を剥がそうとしました。しかし、意外と卵はしっかりと保定されており、簡単には剥がれませんでした。ハサミで梳いても通り抜けるばかり。母エビの体も転がるばかりでうまく掴めない。
最終的には、母エビの体を横半分に切り、卵を腹からハサミで梳き取りました。かわいそうですが、やむを得ません。
取れた卵はこれで全部。ざっくり数えて45個でしょうか。解体した母エビの体は、せめて無駄にならないようにナナちゃんに与えました。(基本的に明確な病気でなければ、エビの亡骸はナナちゃんに与えると決めています)
回収した卵は、未使用の茶こしに入れ、底面フィルターの排水部に固定しました。上記写真は水位が足らなかったので足し水をしているところです。
いかんせん消灯後の作業で、予定外でエビ水槽の照明をつけただけなので、わかりにくくてすみません。今のところは、これで様子を見たいと思います。
もう1匹の母エビは、変わらずビーシュリンプたちと一緒にツマツマしていました。なので、本当に何が原因で落ちたのかはわかりませんが、せめて卵は1匹でも多く孵化することを祈ります。
ミナミヌマエビの孵化までの期間は2週間から4週間。まだ抱卵3日めのところでの不測の事態ですが、どうかうまく行くことを祈ります。
こんな感じ。
