もにんです。先日の夕飯は、ハーモニカでした。
はい、ハーモニカを煮付けにして食べました。
美味しいですよ、ハーモニカ。隙間ごとに肉があって、それがとってもトロトロと甘い味がします。固い部分の隙間を吸うようにむしゃぶりつき、髄まで食べ尽くすのは実に至高の楽しみです。スーッと口を横に滑らせるように吸い付いていくと、次々と甘い肉がくちに入ってきて、何とも言えない多幸感が満ちます。
みなさんも食べますか?ハーモニカ。え?食べられない?いえ、ハーモニカはとある地域では通常通り食べられるものですよ。美味しいんですよ、ハーモニカ。
はい、ハーモニカはハーモニカでも、魚の部位のことです。具体的には、背びれの下の筋肉の部位を指し、ヒラメでいうところのエンガワです。
今回購入したのはカジキのハーモニカ。気仙沼あたりではよく食される部位だそうで、今回私は、初めて食べます。
レシピは多数ありましたが、今回やったのは、醤油、酒、生姜を入れた煮汁に、タマネギとハーモニカを入れただけのもの。極めてシンプルな料理法です。
これで様子を見ながら20分〜30分ほど煮込むだけです。実にシンプル。
お店の人からも、この食べ方が一番うまいと勧められました。なんでもタマネギの甘味が肉のうまさを邪魔せず引き立てるそうです。
出来栄えとしてはこの通り。地味ですが、これが美味しいんです。
基本的に骨が多いので可食部は少ないのですが、そこがとても甘いです。ちょうどマグロのトロのような柔らかい味が満ちています。
この肉、驚くほど柔らかいんですよ。かと言ってぷにぷにのだらしない肉でなく、ちゃんとしたお肉感があります。

なお、これが食べた後のありさま。このように骨の部分が大きいですので、サイズに対しての量はかなり少なめ。まあ大型魚ですからね、骨格ががっつりしています。ただ、味わいとしては個人的にとても好みです。
食感はあまり魚らしさはないです。ほろほろの牛肉のような優しさです。これ単品ではお腹は膨れませんが、これをおかずに三種の神器(ご飯、味噌汁、お漬物)を用意して食べるとさぞかし幸せでしょう。
こんな感じ。最近眠いのでちょっと文章がやっつけです。